なまけ者よ、ありのところへ行き、 そのすることを見て、知恵を得よ。
なまけ者は寒いときに耕さない、 それゆえ刈入れのときになって、求めても何もない。
その仕事を怠る者は、滅ぼす者の兄弟である。
なまけ者よ、いつまで寝ているのか、 いつ目をさまして起きるのか。
怠ることがなく、信仰と忍耐とをもって約束のものを受け継ぐ人々に見習う者となるように、と願ってやまない。
なまけ者の心は、願い求めても、何も得ない、 しかし勤め働く者の心は豊かに満たされる。
すると、主人は彼に答えて言った、『悪い怠惰な僕よ、あなたはわたしが、まかない所から刈り、散らさない所から集めることを知っているのか。
ありは力のない種類だが、 その食糧を夏のうちに備える。
熱心で、うむことなく、霊に燃え、主に仕え、
なまけ者の欲望は自分の身を殺す、 これはその手を働かせないからである。
怠りは人を熟睡させる、 なまけ者は飢える。
なまけ者は言う、「ししがそとにいる、 わたしは、ちまたで殺される」と。
なまけ者は、これをつかわす者にとっては、 酢が歯をいため、煙が目を悩ますようなものだ。
なまけ者は、手を皿に入れても、 それを口に持ってゆくことをしない。
空の鳥を見るがよい。まくことも、刈ることもせず、倉に取りいれることもしない。それだのに、あなたがたの天の父は彼らを養っていて下さる。あなたがたは彼らよりも、はるかにすぐれた者ではないか。
なまけ者の道には、いばらがはえしげり、 正しい者の道は平らかである。
すべて鳥の目の前で 網を張るのは、むだである。
牛はその飼主を知り、 ろばはその主人のまぐさおけを知る。 しかしイスラエルは知らず、 わが民は悟らない」。
わが子よ、よく聞いて、知恵を得よ、 かつ、あなたの心を道に向けよ。
この地上に、小さいけれども、 非常に賢いものが四つある。
空のこうのとりでもその時を知り、 山ばとと、つばめと、つるはその来る時を守る。 しかしわが民は主のおきてを知らない。
手を動かすことを怠る者は貧しくなり、 勤め働く者の手は富を得る。